会長のご挨拶
本協会の会長の竹中芳晴です。よろしくお願いいたします。
普段は、京都で弁護士の仕事をしています。
約20年ほど前のことですが、私が大学生のときに、手話サークルに入っていたこともあり、手話は少し分かります。
さて、情報技術の発展にともない、ろう者と健聴者との間のコミュニケーションの取り方の手段については、20年前と比較して非常に充実しているのですが(私が大学生のころにはFAXしかありませんでした。)、ろう者スポーツについての健聴者の認知度はまだまだといったところです。そうした認知度を高めていくためには、選手のみなさまが「活躍をし続けること」が必要不可欠です。そして、本協会としましては、次世代の選手のみなさまが活躍し続ける場であり続けなければなりません。
他方で、高度に情報化した現在においては、スポーツに対する社会の目も、日に日に厳しいものになってきています。今年に入り、様々なスポーツ団体において、パワハラ問題、暴力事件等が発生し、スポーツにおける選手や指導者の一挙手一投足が良い意味でも悪い意味でも注目されるという傾向にあります。私たちも、スポーツ団体として、社会的な責任があるということについても、自覚をせねばなりません。
2025年には、東京デフリンピックがやってきます。デフリンピック出場を目指す選手はもちろん、そうでない選手も、みんなが待ち焦がれた日本ではじめてのデフリンピックです。素晴らしい大会になるように、応援して下さるみなさまとご一緒に、活動を続けていきたいと思います。
引き続き、みなさまの温かいご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
一般社団法人 日本デフ水泳協会 会長
竹中芳晴